KOSHIEN HUTABA CHURCH

先週の説教要旨

新しい歌をうたおう

詩編96:1-13
2016年01月03日
元 正章

  新年明けましておめでとうございます。2016年の歴史の1頁は、新たにめ くられました。泣いても笑っても、2015年は終わったのです。新年礼拝を 迎えるに当って、この日、カレンダーが新しくなったことで、心も切り替えて 、新しくチャレンジしていくきっかけにしたいものです。この日ばかりは、共 に喜び歌いましょう。嫌なこと、辛いことは昨年までのことです。「求める心 」と「信じる心」とが一つになった時、そこに何かしら「新しい奇跡」のよう なものが生まれてきます。「一陽来復」という言葉があります。その意味は悪 いことが続いたあとには、良いことがやってくるということです。人生、ずっ と悪いことばかりは続かないのです。

  神さまは私たちの目の届かないところにあって、ずっと私たちの行く末を心配 し、見守ってくださっているのです。決して、見捨てられ、忘れられているの ではありません。ですから、簡単には諦めないでください。目に見える障害を 恐れて、立ちすくみ、後ずさりすることのないように、身を奮い立たせてくだ さい。

  ところで現代人たる私たちは、いま新しい一年の始まりに当り、主に向かって 新しい歌を歌うことができるでしょうか。厳しい現実のただ中にあって、「新 しい歌を主に向かって歌え」というメッセージをよく噛みしめなければなりま せん。いったい、「新しい歌」の「新しさ」とは、どういうことなのか、何が 新しいのかと。結局、昨年とちっとも変っていないじゃないか。口先だけで、 実行できていないではないか。昨日までがそうであったように、今日も同じで あり、明日以降も変ることもないだろう。それが、多くの人の本音なのでしょう。

  「新しい」とは、なにも目新しさ、初めての経験だけを意味していません。「 温故知新」(古きをたずねて新しきを知る)という言葉にもあるように、「新 しい」ということは、いつもと同じ出来事、いつもと同じ人たちの中に、「新 たな驚きや意外性」を見出すことでもあるのです。

  「主に向かって歌う」ことは、同時に「主に向かって聴け」ということでもあ ります。主のメッセージを驚きと喜びをもって受け止めることで、新しい歌を 歌えるのです。何度もなんども繰り返すことで、ますます「新しさ」を痛感さ せられるのです。そうすることで、私たち自身が年齢に関係なく、いついつま でも新しくされていくのです。

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